top of page

『シャルル・フランソワ=ドービニー展』ドービニーのアニメを作りました

山梨県立美術館 開館40周年記念 特別展 『シャルル・フランソワ=ドービニー展』で上映される 6分半のドービニーの紹介アニメーションを作りました。

アニメは山梨県立美術館のサイトでどなたでもご覧いただけるようになりました✨

http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/ (美術館では大きな画面でご覧いただけます)

 ドービニー、私も存知あげなかったのですが、ここ数年、海外で印象派の源流となる画家として改めて注目され見直されている画家です。  またミレーと同じバルビゾン派を代表する画家ですので、ミレーを多数所蔵する山梨県立美術館が40周年記念特別展にうってつけと白羽の矢がたったという訳です。 

 山梨県立美術館でしか公開されない代表的な絵画もございますので、甲府に足をのばすご予定のある方にはオススメでございます。12月16日までです。

 学芸員さんからいただいた詳細な資料とレポートを元に、一人の画家の生涯や印象派の画家を調べて、学芸員さんと何度もやりとりして、アニメを構成、制作していく作業は本当に楽しく、当時の空気感を知るために全然興味のない「マルクス・エンゲルス」の映画まで見にいってしまいましたw(寝そうになりましたがいい映画でした)

 ドービニーの1817年生まれというのはちょうどナポレオン一世が没落した頃、「せごどん」に出てくる島津久光(国父さま)と同じ年生まれです。

 レ・ミゼラブルにででくるような惨状もこの頃、そこからパリ改造計画でパリが最先端の都市となり世の中に明るい兆しが見え印象派が生まれる頃までの怒濤の時代を、ドービニーは苦労はあったものの、私からすると結構マイペースに絵画を研究し、自然、特に水辺を愛し表現しようとしたその姿を知るのはとても面白かったです。  家族仲もとてもよく、娘も息子も画家になり、娘が二十歳になった時は部屋に娘と一緒に子供のころの楽しい思い出を壁画にする他、コローとの生涯の友情、印象派の擁護含め、とても人を大切にする人だったんだなぁと読み解く過程も楽しくてしょうがない時間でした。こんな仕事がずっと続いたらいいのになぁと何度も思いましたw 

そんな思いでつくったアニメーションをどうぞご覧くださいませ。

このアニメだけでなく、ドービニー展のCMと会場で床に流れるアニメーションも手がけさせていただきました。

 アニメーションは、今回のポスターやロゴを制作したSTORKさんにご紹介いただいたお仕事で、アニメの制作進行もしていただいたSTORK代表の亀井伸二さん、編集の清水修さんと同級生トリオでお仕事ができたのも非常に嬉しい経験となりました✨

ナレーション  西田 雅一(俳協) アニメーション 城井 文 編集      清水 修 制作進行    亀井 伸二(STORK) 効果音     岡村 正章 彩色      濱保 良子         川崎 技花 監修      小坂井 怜(山梨県立美術館) 協力      ラビトンボックス

最新記事
アーカイブ
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page